Fringe81社長日記Fringe81 CEO's Blog

RSS広告の現状と未来

田中です。

いつもアドテクノロジーの話しをしていますので、今度は別のアドテクノロジーの話しを。

それは「RSS広告」です。

実は弊社の前の名前は「RSS広告社」というそのものズバリの名前でした。

2005年に会社を創業した時の狙いは、

  1. 今後RSSは更新通知プラットフォームになる≒メディアになる。
  2. RSSリーダーは普及する
  3. 純広告、アドネットワークに続く第三の媒体社の収益源となる。
  4. XMLをベースとしたフォーマットなので、マルチデバイスで表示が可能である
  5. 更新通知であるので、最速にメッセージを伝えられるのではないか
  6. 今ならニッチトッププレイヤーとして、市場をとれるのではないか

といった狙いを元に、会社を作りました。ところがです、なんと創業3ヶ月目に、皆様も御存知のようにアメリカのビッグプレイヤー、Feedburner(現在はGoogle)、Pheedo(日本ではトランスコスモスさんが運営)が参入してきたわけです。

ここからは血へどをはくような努力が必要でした。創業3ヶ月目のベンチャーがビッグプレイヤーと戦うというのは大変でした。

それから6年たち、弊社のRSS広告アドネットワークは、なんとかシェアほぼ100%、日本のアドネットワークの中でも上位のクリック消化数となりました。

この戦いの歴史はほんとにほんとに大変でしたが、その経験と、その時開発した巨大なインフラストラクチャーがiogous*markに結びついていたりと、今のFringe81をかたち作っていると思います。これは誇りにしています。

さて、私が創業する時の狙いは、どうなったのでしょうか。

  1. RSSは完全に通知プラットフォームとなったと思います。ただし、メディアとなったかというと、疑問符がつきます。
  2. RSSリーダーは普及しなかったです。ところが、RSSリーダーという名前のアプリケーションが普及しなかっただけで、スマートフォンのニュースリーダーや、ソーシャルメディアなどは、形を変えたRSSリーダーとなり、そちらのアクセスは急激に増えています。
  3. 第三、と大きく出られるかどうかは議論の余地はありますが、RSS購読者の獲得に熱心に取り組んでいただいたメディア様では、数百万円以上の売上を出すことができるようになりました。
  4. マルチデバイスに関しては、実はこの1年で様変わりしました。まさに今スマートフォン経由のRSS利用がこの1年でかなり進んでいます。また、通知フォーマットとして、あらゆるメディアへシンジケーションされるようになりました。
  5. こちらは速報メディアとして使うシーンはあまりありませんでした。
  6. 実現しました。

RSS広告は、スマートフォンの普及によるマルチデバイス化と、メディアを横断したシンジケーションの通知手段として、実はふつふつと、拡大基調です。媒体社様の第三の収益源となるよう、進化を続けてまいります!

そして、我々のテクノロジーのコアとなり、ニッチトッププレイヤーとしてなんとかなった、という経験は、いつまでも僕の誇りです。

Author : yuzuru