Fringe81社長日記Fringe81 CEO's Blog

アドテク企業の売上高・成長率ランキング

アドテクノロジーを提供する企業は、2010年ころ、シリーズAのファイナンスを終え、2012年から13年はいよいよIPOか巨大エグジット(ビジネス上の成功)に向けたシリーズBからCの投資が盛んになってきました。

Inc5000のリストにも売上高等は載っていることはあるのですが、このたびForbesが、America’s Most Promising Companiesというフォーブスが選ぶイケてる未上場な100企業リスト(具体的には売上高/成長率などを見て選出しているらしい)

を出していました。さてどこがイケてるんだろう、と100社全部見ていたのですが、IT Software & Servicesがまず多い。4割~5割くらいはITとソフトウェアなわけです。日本だとどういうリストになるんでしょうね。未上場企業の売上高や成長率リストってあまりこの世に存在していませんから、どうでしょうか。

さてその中に、2012年の売上高/成長率/従業員数等が掲載されていましたので、数字大好きな私は、まとめてみました。

まず、IT Software & Servicesのうち、マーケティング関連のソフトウェア&サービスの社数は、14社ありました。その中で、アドテクノロジーカオスマップに掲載されている企業は、7社でした。Forbes基準ですと、100社中7社のアドテク関連企業が選ばれているわけです。

表をご覧ください。

これはマーケティング関連企業のリストです。そのリストを、売上高順に並べています。ベージュ色に塗ったところが、カオスマップ掲載企業です。

全部1ドル=96円で計算してます。

これを見ると、まずはSSPのルビコンプロジェクト。ルビコンというと、ルビコン川でシーザーが乾坤一擲、「渡るどー!」なシーンしか浮かばないのですが、売上高は280億円、1人あたり売上高1.1億円、成長率も高い。超立派ですね。Pubmaticと比較してどうなんでしょうか。SSPは装置産業的な規模効果があるビジネスだと私は思っているので、規模追求しているなぁ、という感じです。

エクスチェンジのOpenXも146億円。やはりSSPやエクスチェンジのような、一定規模を持っているとどんどん成長するビジネスは、でかいですね。

一方で、私が注目したのはbluekaiとbizo。DMPとデータアグリゲーターですよね。こういう、RTBの間に入って行うビジネスはどの程度の規模なのかな、と思っていたのですが、39億円と21億円で、伸びもなかなか良い。ニッチトップ専門特化型のビジネスなのでそこまで規模が無いのかなと思っていましたが、どうしてどうして。

残念なのはDSP事業者が選ばれてないので、比較ができないんですよね。ここはForbesを問い詰めたい。いや、問い詰めたら何が出るわけでもないんですがどうしてなんでしょ?

昨年のmediamathの売上高はここに載っているのを見ると、75億円くらいなのですが、これがどこまで伸びているんだろう?DSPは顧客のフロントを握っているので、売上高は大きくなるはず。ただし、SSPやエクスチェンジに比べると競合が多いので、まだ市場を「分け分け」している状況なんでしょうか。2012年の売上高が見たいなあ。

いずれにせよRTB周りはこれから大きくなる市場であると思いますので、米国ではいよいよ、勝ち負けはっきり、規模の経済が効いてくるタイミングと見てよさそうですね。

あとは、豆クラスの話ですが、ほとんど本社がニューヨークとカリフォルニア州なんですよね。オレゴンとマサチューセッツがギリがんばってる感じです。ガンバレオレゴン!

Author : yuzuru