Fringe81社長日記Fringe81 CEO's Blog

いまこそ「WEB広告の監査」について真剣に考えてみませんか。

 

こんにちは。佐藤です。
記事も第4回になりました。
おかげさまで各所で「読んだよ」とお声がけ頂く事も増えてきています。ありがとうございます。

前回でリタゲの話は一区切りをつけ、今回からはインターネット広告を出稿するクライアント様が直面するデータ取得に関する課題とその解決方法について話していきます。

※過去の記事
第1回:今年中に解決したいデジタルマーケティングにおける3つのこと
第2回:リターゲティング広告は実はそこまで成果を出していない。皆がハマる効果計測のワナ
第3回:リターゲティング広告の真の成果を計測する3つのステップ

リタゲの話は対象のクライアント様がある程度限られていましたが、
今回はインターネット広告出稿に携わる全ての方に関係があるのではと思っています。

テーマはずばり、WEB広告の監査です。

WEB広告の監査をとりまく私の問題意識

WEB広告の監査って抽象的なので、きちんと背景をお話しします。

背景

  1. クライアント様は現在WEB広告に出稿する際に広告代理店経由で媒体買い付けを行っています。
  2. 媒体買い付け方法は従来の枠の指名買いでなく運用型広告と呼ばれるテクノロジーを利用した買い方が増えてきています。
  3. 日々運用が発生するためクライアント様自らデータ取得(=広告出稿結果を高い頻度で把握)する事の重要度は増しています。
  4. 一方、そもそも広告出稿先の面及び成果に不正が混在しているという事実に対しての問題認識は低いと感じています。
  5. これらの課題を整理し、課題解決していく事を「WEB広告の監査」として推し進めていきたいです。

WEB広告監査を行う目的は3つあると思っています。

  1. 不正な広告配信を減らす
  2. 出稿結果レポートの人為的な改ざん/間違いリスクを下げる
  3. レポート取得までに掛かる時間を減らす

なぜこの目的が必要なのか?という事について、
今回は特に不正な広告配信の実態を踏まえてお話しします。

ここでクイズ

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正解は、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

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全部でした。

最近ではこうした分かりやすい不正の例は少なくなっていますが、不正クリックの手口はより巧妙化しています。

続きましてクイズ2問目

もういっちょいきましょう。
この領域の専門家であるMomentum株式会社の高頭社長にクイズを作って頂きました。

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正解は、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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またか!という気持ちですが、、、

高頭さん曰く『広告効果詐欺は高価に取引されるインベントリを見抜いてそこを執拗に狙ってくるので、今後リターゲティングのみならず様々なターゲティング・フォーマットに混入してくることが予想される』との事ですので、より分かりづらい不正が発生する事が増えて来ることは容易に予想できます。

なぜ、こうした事が起こるのか?

粗悪な在庫/偽の成果を取り除く事はしんどく、一方それに取り組む事が利益に繋がりにくいため、評価されない可能性があるからです。

私は、インターネットは素晴らしいしすんごく好きだし健全であって欲しいと思っているのですが、ビジネスをやっていく上でこの健全性の重要度が低いとまがい物が流通してしまう事になるのかな、、、と歯がゆく思います。

粗悪な在庫/偽の成果を混在させたいと思っているメディア/SSP/アドネットワーク事業者は居ないと思いますが、一方で粗悪な在庫/偽の成果を排除するためにも開発と運用コストが掛かりますし対策すればするだけ売上/利益が下がります。

この事実に対して常に自分たちを律し続けるのは非常に高いコンプライアンス意識が必要になりますし大変なので、粗悪な在庫/偽の成果の排除というのは売り方だけの問題でなく買い方売り方が協力していく意識が必要になのではないかと感じています。

 

 

買い付ける側はどうすれば良いのか?

こうなるともう何を信じれば良いのかわからないという状況になりつつあると思いますが、そんな中でも少しでもより良い意思決定をするための方針を提案します。

1. 自社で一次データを取得する
2. 詐欺検知を導入する

つまる所、「自らが買い付けたものの価値は自らで監査をする事でちゃんと価値が発揮されるかどうかをチェックしていきましょう」という事です。この方針によってチェックコストは増えますが、その分不正が排除される事でむしろ効率化したという事例があります。

加えて、一次データを自ら取りに行く事は巡り巡って改ざん/間違いリスクを減らし、データ取得のスピードを早める事にも繋がります。後はそれを実現するためのコストが現実的なものなのか?を判断すれば実施すべきか否かの意思決定が出来ると考えています。

まとめ

いかがでしたか?

今回は具体的な不正の実態例、不正が起こる構造、対策の方針についてお話ししました。

本件は強い課題意識を持っており、会社としても先日Momentum社と協同でデジタル広告出稿監査の仕組みを作りました。

また、よりエグい不正の実態や解決策についてはもっと深掘りしてお話ししたいと思っていますので、年末にMomentumさんと合同でセミナーを行うことにしました。
変な広告を買いたくないクライアント様は是非ご参加頂ければ幸いです。

それではまた!

 

※以下、セミナーのオファーです。※

◆Fringe81×Momentum共同セミナー◆

テーマ:『デジタル広告の透明性と効果検証』成果とブランドセーフティーを両立させるには?

日程 2016年12月21日(水)
時間 17:30-20:00(受付開始 17:00)
会場 Fringe81 六本木ヒルズオフィス
住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー8F
対象 ・デジタル広告のご担当者
・効果検証にお困りの方
・ブランディング担当の方
参加費 無料

※開催時間に変動、内容に変更がある可能性がございます。
変更になった際はあらためてご連絡させていただきますので、あらかじめご了承ください。

※ご招待枠に限りがございますため、お申込み多数の場合は抽選をさせていただきます。
また広告代理店様など同業他社の方のお申し込みはお断りさせていただく場合がございます。予めご了承ください。

セミナー内容

第一部(17:30〜18:10)

Fringe81株式会社(http://www.fringe81.com/

「デジタル広告の成果を高める効果検証方法」
米国と比べて日本ではCPAやコンバージョンなどの成果を重視する傾向があり、そのため広告不正に気付いていないケースが少なくない。そこで「第三者配信計測」や「アトリビューション分析」を取り入れて、デジタル広告の成果を高めた事例や手法を紹介します。

休憩 (18:10〜18:20)

第二部(18:20〜19:00)

Momentum株式会社(http://www.m0mentum.co.jp/

「広告主とメディアの収益をかすめとる広告不正(アドフラウド)への真摯な対策とは」
国内ではアドフラウドというキーワードが今年の秋頃から少しづつ広まり始めたものの、まだどのようなリスクがあるのか、具体的な手法についての情報がほとんどない状態です。本セミナーでは、米国マーケットでの先行して研究されている最新のアドフラウドの手法や、アドフラウドを低減させるためのキャンペーンの実装方法など事例に基づいてご紹介します。

第三部(19:00〜20:00) 懇親会

お食事と飲み物(アルコール含む)をご用意しております。

Author : ysato