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ベンチャーキャピタルの新時代がやってきた!?ほんと?

Techcrunchで面白い記事が載っていた。

大きく賭けるな。小さく賭けて10億ドルのアイディアに変えろ

この記事自体は、初期投資が終わってからさっさとお金を溶かすのを
やめて、どのような形で良いからキャッシュフロー産んで他の
投資にもチャレンジしろよ、てな話だと思います。
それ系の話はここにも書きました。僕もそう思います。
生き延び、イノベーション起こすにもキャッシュフローが
何より重要。投資された資金の燃焼+自己投資の2段ロケットで
行くのが「イノベーションしたいなら」大切だと思う。

それはさておき、面白かったのはその後半。

予想される売却時価格に関して、「大きな賭け」対「小さな賭け」という2つの陣営の間での激しい論戦が予想される。結局、古いVCの持説は、次のビリオンダラーのアイディアを探すことである。

DSTによる初期段階Y Combinator企業全社に対する15万ドル出資の発表を見て、今や誰もが、ゲームは変わりつつあることを理解している。

「ゲームは変わりつつある」のリンク先のブログ、これがめちゃくちゃ
面白かった。

このブログいわく、VC業界は新しい時代に突入したとのこと。

※DSTとかY-combinatorってなんだ?

  • DSTはロシアの投資家。facebook、zynga、grouponに
    大規模出資しているので有名。詳細はwikipedia
  • Y-combinatorはポールグレアムがやっている超有名インキュベータ。
    詳細はwikipedia

これが大変話題になっているのは、DSTが、Y-combinatorのお世話になっている
ベンチャーに(つまり株か転換社債が入っているところ)、無条件で15万ドル
どーんと出資するよ、って話。そうすると、旧来のVCは中抜きされちゃうんじゃ
ないの?というのが議論のまと。太っ腹ですね。

資本政策考えている起業家ならぜひ全文読んでいただきたい。
超面白い。

ちょっとまとめると、

第一の時代:インテル、オラクル、アップル、シスコ時代
この時代はみんなでかい収益が最初からある会社が多い。

第二の時代:ネットスケープ時代
全てのインターネット企業が夢だけで出資を受けられた
時代ですね。。
この後冬の時代。

第三の時代:グーグル時代
グーグルとその他が違いすぎてなんとも言えないです。

——なんかでかい壁がありそう————-

第四の時代:Ycombinator+DST時代
この時代に旧来のVCどうすんだ、というのがこの記事

ふーむ。
第三の時代と第四の時代の間に壁がありそう、と書いたのは
この間にweb2.0での起業ブームがあった。youtube、flicker、digg。
冬の時代から不死鳥のようにドカーンと来た。
そこで成功した人たちがインキュベータ周りにうじゃうじゃしている。

ここらへんの時代背景と資金のまわり方がすっぽり抜けている気もするのだが。。

このブログはかなりVC業界についてシニカルな見方しているので
なんとも言えませんが、確かに、
大きく変わってきていることは間違いなさそうだ。

日本はどうだろう?

起業コストが安くなって、DST+Y-combinatorのような動きが活発に
なってもおかしくはないかなぁとは思う。
ただ、多産であるということ≒いいこと
ではないし、DST+Y-combinatorは、Y-combinatorの「スジがいい」
のが大前提だ。スジがいいのばかりじゃない気もしますけど。

投資家サイドで見るとヒット打ちまくれるからいいのだろうけど。

数百万円でプロトタイプはできる。ただプロトタイプで投資家は
なかなか集まらない。日本だと一気にプロトタイプ作って、半年やって、
2年くらい生きていける資金を大規模に集める、というのが
今のところ良いのかなぁ。。と思う。

というわけで、ベンチャーキャピタルの新時代がやってきた、のかは日本ではまだわからんです、はい。

えー、今日は全くまとまらなかったのでまた今度続き書きますね。

Author : yuzuru